ありふれた話とその先のこと

40代既婚者のストリートナンパ

2021年の終わりに

 

気付けば色々とあった2021年も終わりを迎えようとしている。子どもの頃はとてつもなく長く感じた1年が歳を重ねるにつれスピードを増して行き、ナンパという非生産的行為を年単位で続けるようになると日々は瞬く間もなく過ぎ去るようになった。

Twitterは記録というよりは情報の消費の側面が強いので自分はその時々の出来事や、感じたこと、思考を記録しておくために時代遅れなブログを書いている。

というわけで今年の記録と振り返った所感等をまとめておきたい。

 

 

2021年の印象と目標とか目指したもの

2021年は昨年に引き続いてコロナに尽きる1年だった。今年も多くのナンパ師が消えていったけど、一番影響を受けたのはおっさんやスト低ナンパ師だったと思う。

ただでさえ街に人が少なく、コロナ前のメインターゲットだった飲み足りないOLや背伸びして遊びに街に来ている案件がいない。この状況に対応するために通常の1杯飲みに行こうリーマンナンパを変える必要があった。

 

なので今年は、店が開いていないからというのもあるが、コロナを言い訳にして直個室の連れ出しやアポ、連れ出すにしてもコンビニ経由ですぐに個室打診するような即が大幅に増えた。

当然一定の声掛け数も必要だし、普通の連れ出しなら通る案件を破綻させることも多かったが、終電までの時間的に全てを拾えるわけでもないのでそこは割り切ってほぼ捨てた。正面から口説くのではなく短時間のうちに相手の許容を見て要求を押し通していくイメージ。顔を隠せるマスクも有利に働いていたと思うし、逆説的にコロナは有利に利用できていたとも言える。

リスクに配慮しつつできるだけ手順を省略した“強いナンパ”を求めた一年だった。

 

2021年の結果

  • 35Get(即21、準即9 準々即2、パス2、紹介(オフパコ?)1)
  • Get率:37.2%(35/94出撃)
  • アポ勝率:52.4%(11/21)
  • 連れ出しからの当日即率:26.6%(21/79)
  • 連れ出しからの最終回収率:34.2%(27/79)
  • 絡まれた回数:3回
  • 殴られた回数:2回
  • コスト:記載自粛…

〔以下はちゃんと統計を取り始めた2021年5月以降のデータ〕

  • 1即あたりの活動時間数:9.7時間(アポ時間含む)
  • 1即あたりの声掛け数:75.3k
  • 1準即あたりのバンゲ数:16.6バンゲ
  • 1連れ出しあたりの声掛け数:29.9k

 

【トピック】

  • 北国遠征:2泊4Get(1花火)
  • 帝都出張遠征:2泊2即
  • 牛タン出張遠征:1泊1即
  • スト新規毎月即達成(2020.6から継続)
  • 自爆(泊まり)0回達成

 

望む望まざるを問わず今年も多くのナンパ師が退場していく中、無事に生き残れたことは幸運だった。既婚という身分にも関わらずナンパを続ける以上、リスク管理はやり過ぎてもやり過ぎにはならない。

クレイジーとも言える路上徘徊を一定期間続けていると、自分の連れ出しや即に至るまでの数字が見えてくるので、ある程度のスト値とセルフイメージを維持しつつ声掛けさえ続けれていれば、自ずと結果は確率へと回帰していくことが分かってきたことが今年一番の収穫かもしれない。

何も分からぬまま塩対応を食らい続けるのと、ガンシカが続いても平均すると30人に声を掛けると一人は連れ出せて、75人に声を掛けると1即できるといった数的根拠を知った上でやるのとでは、声掛け時のメンタルの差は大きい。

日常ではあり得ない頻度での否定と拒絶を受け続ける中では、積み上げた過去の実績と成功体験だけが自分の背中を押してくれる。

 

雑感

今年は多くのスト師と会って話す機会が多かった。Twitterやブログでアウトプットし続けたからこそ会いたいと言って貰えたのだと思うけど、本来交わるはずのない年齢も環境も考え方も違う男同士が、女遊びという何とも下世話なただ一点において路上で交差していく世界に言葉にし難い魅力を感じてしまっている。スト師大体みんなサッパリした良い奴なのはなぜなのか。

しかしどう考えても若者の領域であるナンパというゲームにおいて、年寄りが前に出過ぎるのは迷惑でしかなく適度な距離感は必要。変な僻みや上から目線になるような本物の老害にだけはなりたくない。過去の経験や実績など無価値、今現場に出続けている者の発信にしか価値はないのだから。

 

これは自戒を込めて何度も言っているが、アラフォー以上の高齢者にストは全く勧められないし、中途半端にやるのは本人にとっても女の子にとっても害悪にしかならない。

本来おっさんと20代そこそこの女の子が交わることは金を介した関係以外ではあり得ず、それを無理矢理捻じ曲げるには相応の経費・労力・戦略が必要でリスクも大きい。

テクニックやマインドがどうこう言われるが、とにかく若く見せないとストでは話が始まらないことは街に出ていると嫌でも分かってくるし、負ける理由は顔グダやおぢグダがほとんど。(顔面課金…

リターンがコストやリスクを上回る高齢スト師は非常に少ないのが現実であり、ここは覚悟も根性も無いゆるふわじじいが迂闊に足を踏み入れていい場所ではないと言わざるを得ない。(それでも覚悟を持って始めて続けたいというアラフォー以上の方がいたら一緒に泥を啜りましょう)

 

今後のこととか

ナンパを一度辞めると二度と戻れなくなるのは確実なのでいつまでやるのか判断が難しい。ナンパをするということは他の多くのことを犠牲にしていることと同意義であり、立ち止まって冷静に考えてしまうとこんな狂気の沙汰をやろうとは思えなくなる。

活動を続けていて楽しいかと問われると何とも答えがたいのが正直なところ。若い時期に始めていたならともかく、陰キャでひねくれ者の自分はナンパは好きだけどナンパを楽しむという才能には恵まれていなかったみたい。

 

幸いやりたかったことはほぼ達成したし、手に入れたかったものも手に入れた。最後に自分を燃やし尽くせるような何かがあればすっきり成仏できるような気もするので、来年は終わりを見据える年になりそう。

狂気のようなものがなくなったらストでは通用しなくなるのでいつの間にか消えているかもしれないけど、意図しないトラブルで消えていく人も多い中、早めに区切りをつけるのも悪くないと今は思ったりもしている。それにどんな人間にもストリートから退場になる日は必ずやって来る、いつかは少し退屈だけど丁寧な日常に戻らなければならない。

 

ただトータル100Getは必ず達成すべき目標なので、いい歳してみっともないのは承知しているが、敢えてアホになってでもやり遂げたい。誰かが言っていたがこれはやり残した夏休みの宿題を二学期になってやっているようなもの。それにナンパですらやり切れない男が残りの人生で他の何を為し得るというのか。

 

 

内容涸れ気味のブログですが、読んでいただきありがとうございました。

 

今年出会った全ての女の子にも感謝を。

 

 

来年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

【追記】

先月結婚とナンパについて書いているので興味のある方は読んでみてください→ナンパと結婚 - ありふれた話とその先のこと