ありふれた話とその先のこと

40代既婚者のストリートナンパ

雑感(2020年末)

 

 2年ほど前まで自分がやるとは全く思ってもいなかったストリートナンパについて、コロナによる中断など色々あったものの、それなりに真摯に取り組んだ2020年が終わろうとしているこのタイミングで、これまでの感想というか状況を纏めてみたい。以下あくまで40代歴1年半程度の既婚者による個人的雑感。

  

1 スタートするまでが既にベリーハード

 当たり前だが、不細工なおっさんに抱かれたいという若い女の子は、特殊な性癖の持ち主を除いてほぼ存在しない。男側がOver40だからといって女の子が甘めに見てくれたりしなし、社会的地位などとりあえず路上でのファーストインプレッションでは全く意味はない。初見では見た目が全て。ストリートという場所では小汚いおっさんの存在は許されてはいない。

 そもそも若イケですら無数のガンシカ・塩対に会いながら路上を這いずり回っているわけで、ストナンには女の子が足を止めて話しを聞いてもいいかなと思えるような最低限の外見が必要になる。

 夢も希望もない話だが、実際に会ったことのあるアラフォー以上で結果出している人は、スト・ネトに関わらずほぼ全員が「時空が歪んでんじゃねーのか」と思うぐらい見た目が若くてスト値も高かった。通勤電車でよく見るくたびれたおじさんなどいない。Twitterの変なアイコンとツイートに騙されてはいけない。あんたらそれを詐欺って言うんだぜ・・・。

 ただし、一部スト値に依存せずに結果を出しまくっている異能力者も存在はするが、これはレアケース。現実から目を逸らさず、今までの固定概念を捨てて、見た目を改善し続ける(現状を維持し続ける)しかない。しかしかなりの労力と金がかかる。

 

2 コスパ最低

 次に街に出て活動するための時間を捻出しなければならないがこれがキツい。仕事、家庭、リアルの友人関係、近所付き合い等に時間をとられる中で、街に出てナンパをする時間を作るには生活に必要最低限なもの以外を切り捨てていく他なかった。少なくとも家でボーッとする時間はなくなった。短時間で効率よくGETしてる人もいるけど、最初からそのレベルにいけたら誰も苦労はしないわけで、凡人は量で勝負するしかない。

 活動費も重要。交通費、飯代、飲み代、ホテル代、ナンパは何だかんだいって結局金がかかる。貢がせや割り勘を否定するものではないが、Over40がやるには多少格好が悪い。既婚が貢がせなどトラブルの元だからやらない方が無難だろう。本来家族に使うべき貴重な金から活動費を捻出するか、自前で副業なりに稼ぐことが必要になる。財布を妻に握られている時点で活動の継続は難しい。要するに自由になる金が要る。

 既婚者が単純に性欲を満たすだけでいいなら、ストナンなどするべきではない。金払っても風俗なりパパ活した方が安いし早いし何より安全。ちゃんと見極めればスト値高い女も抱けるだろう。仮にバレても一定の言い訳は立つ。どうしても素人をGETしたいなら効率のいいネトナンの一択。それに比べてストのコスパの悪さは圧倒的。

 

3 実際にやってみたらもっとウルトラハード

 路上で見知らぬ女性にいきなり声を掛けること、地蔵の壁を超えるのは本当に厳しい。若イケですらすぐ脱落する行為なのに、Over40のおっさんがやるのは冷静に考えるとクレイジーでしかない。切腹するような覚悟で何とか声を掛けたとしても、ほとんどがガンシカか塩対応、時には暴言を貰うことになる。

 それでまあ最初は結果が出ない。何時間も徘徊してバンゲできたらまだ上出来なのだが、残念ながらそれも9割はすぐに死ぬ。生き残りとアポっても食い付きのある案件など希なので、おじさん感を出した瞬間に試合終了。準即って本当に難しいし、バンゲなんてほとんど意味がないんじゃないか・・・。

 仮に当日連れ出せたとしても時間がないからと日和って準に回せばそれもまたすぐに死ぬ。雑にギラついても冷笑とともに断られてゲームオーバー。そもそもじじいが安定して連れ出せるようになるだけで世間の常識からすると割と凄いことなのだが、残念ながら自分の目的はそこじゃない。「先生、即って現実に存在するんでしょうか?」っていう時期ほんと長かった・・・。

 なお、若いナンパ師と比較する意味は全くないだろう。フィールドこそ一緒だが、やっているゲームの次元が違う。草野球のおっさんとMLBぐらい違う。参考にはすべきだが同じようにプレーはできないし、しようとしても逆に害になる可能性もある。そもそも彼らは食い付きがあるから簡単そうに(簡単とは言っていない)即れているわけで、同じことをやって結果が出るわけがない。公開されている音声や動画の女の子の反応って、完全に刺さっているものがほとんどで羨ましい限り。おじさんがあんな反応貰えるのは1年やっても1,2回しかないよ・・・。

 

4 それでも続ければGETはできたが…

 ナンパはスポーツと一緒なので続けていれば、全員とは言えないけどそのうち結果は出るようになると言われている。最初は信じられなかったが、ストリートには自分を受け入れてくれる女の子が少ないながらも確かに存在していた。ただし続けること、これは容易ではない。継続するには習慣化するしかないく、ストナンが良い季節の空いた時間にちょっとだけやって結果出せるような甘いものではないことは、ちゃんと出ている人なら分かると思う。

 そしてナンパブログみたいにいつも若い美人が抱ける訳でもない。ばらつきはあるものの、結局のところナンパでGETできる女の子の平均値は自分よりやや下に収斂している。自分はスト以外を含めてもGET数はまだ50以下の初心者なので統計としては不十分かもしれないが、その中で本当に可愛いと言えるのは数人しかいない。最初は即れる案件を即るのが常道であって、その場合相手の見た目レベルは当たり前に低くなる。スト高専門とかエアプ業者の言うことは断固無視。おっさんが最初からスト高をGETなんて出来るわけはない。20代の女の子が40代の男とタダで遊んでくれるだけでそれは僥倖なのだ。

 さらに継続していればGET案件の中から何回も会うようなキープも生まれるけど、それはそれである意味地獄の始まり(今年失敗多数…)

  

5 終わりがない

 既婚ナンパにはゴールがない。ナンパの動機は大きく二つに分類できる。①彼女、結婚相手探し、②ナンパは多くの女の子をGETするゲーム

 ①の場合は、満足いくような相手を見つけた時点で辞めていく。出会いのツールとしてナンパをしているわけでこれは健全な動機とやり方。

 一方で②はナンパに嵌まって依存してしまっている状態。過程で分泌される脳内麻薬にやられたギャンブル依存症の症状と変わらない。それでも独身なら理想とするような相手に出会うことで、ナンパから足を洗う可能性が残されているが、既婚にはそれすらもない。一旦成功体験が一定値を超えてしまうと、砂漠に水を巻くように、渇きに海水を飲むように、いつまでたっても満足しないし、むしろ症状は悪化していくから、誰からも相手にされないクソ爺になって退場になるか、病気・仕事・家庭事情などで強制終了になるまで終わりがなさそう。嵌まると自分では辞められなくなる無間地獄。実際辞めると言っては戻ってくる人を何人か見た。

 

6 バレたら全部終わり

 既婚ナンパは嫁バレ、会社バレ、身バレで全てを失う極限大のリスクを伴う行為。そして結構バレてる人がいる。

 リターンにリスク・コストが見合わないと計算できる正常な人、罪悪感に耐えられない普通の倫理観を持っている人はやるべきではない。バレてからのみっともない懺悔なんぞ誰も聞いてくれはしないのだから。

 

 

 

さて言いたい事言ってすっきりしたので、ちょっとだけやって良かったところを。

 

 

・たまに道行く若い女の子を無料で抱けること による性欲と承認欲求の充足

•ドラマよりもドラマな体験がごく稀にできる

・同じ環境のちょっと狂った、でもかっこいい仲間ができる

 

 

以上。

 

既婚ナンパはどんなに取り繕っても悪でしかないけど、キャバ通いや風俗通いよりはちょっとだけ潔い行為だと思ってる。

 

ところで、活動の目的や動機も含めて色々と忘れそうになってきた。結婚して家庭を築いて、世間一般でいう幸せな人生を歩んできて、そこに不満はないし満足すべきなんだろうけど、この幸せがこの先ずっと続くのかと思うとそれが逆に絶望になったりもする。

 

目的や目標なんてコロコロ変わって当然だし、考えややり方も変化を繰り返えす。首尾一貫なんて硬直してしまってるだけのただの老化現象。節義や道徳なんて犬に食わしとけばいい。オッサンの女遊びがみっともないなんて万も承知。その場その場で日和見的に決断を下し、スケジュールや目的を見直しながら抗うことのできない欲望を実行に変える。今後がどうなるかなんて考えるだけ無駄、自分なりにやり切った感が得られるまでこの狂った踊りを続けるんだろう。

 

 

最後に何が言いたいのかよく分からなくなってきたけど、数少ない(?)全ての既婚ナンパ師に敬意を表して2020年を締め括ります。